2006年12月9日 設立趣意書
宮古はこれまで本土や沖縄の中でも伝承文化の豊かな地域として内外から研究者の絶えないところで
あった。しかし近年、社会構造の変化、人々の意識の変化に伴い伝承文化が軽視され形骸化の一途を
辿っている。多くの語り部たちが居なくなっていく中で、その継承は困難な状況に直面している。
13年前、私どもは「宮古島の神と森を考える会」を設立して宮古の精神世界を育んでいるのはウタキや
森の聖地であり、ウタキを中心に展開される共同体の祭祀の継承にも力を注いできたつもりである。
しかし、いまや各地域でムラの祭祀の継承が危ぶまれ、途絶えたところもある。
かつて、豊かに継承されてきた伝承の世界が消えかかろうとしている現実に直面して「伝承文化センター」
を設立し、伝承世界の調査、記録、継承を模索し研究しようとするものである。
宮古伝承文化研究センター 会則
第1条 本会は「宮古伝承文化研究センター」と称し、宮古のすべての伝承世界の調査、記録、継承を
模索研究することを目的とする。
第2条 主たる事業
1) 年に1回、例会を開く。
2) 定期的に活動内容を報告する会誌及び研究誌を作る。
3) その他
第3条 組織と運営
本会は趣旨に賛同する研究員及び会員によって組織され、会費並びに寄付金によって運営される。
1) 研究員は宮古島だけではなく、国の内外を問わず、本会の趣旨に相応しいと認められた
研究者で、会員及び賛助会員は本会の賛同するもので構成する。
2) 本会は顧問1名、所長1名、その補佐を若干名置く。
第4条 入会と会費
1) 本会に入会を希望する者は、住所、氏名、年齢を記し、会費をそえて事務局宛て申し込むこととする。
2) 会費は年額3.000円とし、研究員は年額10.000円とし賛助会員は1口10.000円とする。
1月1日より12月31日をもって会計年度とする。
第5条 事務局
本会は研究センターを、宮古島市上野字新里1213番地「ティダの里」内 TEL&FAX
0980-76-2266に置く。
事務局は事務局員によって構成される。
第6条 会計監査
本会は会計監査を2名置く。
第7条 会則の変更
会則の変更は、例会の承認を得て行うことができるものとする。
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入会・会費の納入は下記口座までお願いします。
ゆうちょ銀行 17020−12905101
宮古伝承文化研究センター
≪他行からは・・ゆうちょ銀行708(ナナゼロハチ)店 普通 1290510≫
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